私は今11歳年上の男性と付き合っています。
彼はよく「俺と一回りも違うんだよね。」と言うのですが、実際に付き合って見ると結構精神年齢がお互い近いかもしれないと思う時があります。
歳の差のカップルは意地の張り合いをしないのかもしれないと最近実感しています。
意見の合わないとき、先ほどの様に「一回りも違うのなら…」と必ずお互いその言葉をいうようになりました。
価値観の違いを歳の差を理由にして埋めようとしているのかもしれません。
でも、それが結構うまくいくのです。
自分でも驚くほど、その言葉は二人の間でギクシャクしていても、諦めがつく、またはどちらかが相手に合わせようとするときの合図の言葉になっています。
私もその言葉が自分の口から出る時には、もう相手に合わせてもいいと思う時に自然に言っているものです。
逆にもし同じ歳で恋愛していたら、譲れなくても自分が折れた時に「仕方ないから私が諦めるよ。」なんて可愛くない言葉を言ってしまうと思います。
それが物理的で二人のせいではない理由である「年齢」という良い言い訳があると結構便利なのです。
そして角が立たないので、その決め台詞を言われても腹が立たないし、喧嘩になることもないのです。
付き合う前は、大人な男性に見えた彼も付き合いが3年目になると私も同じで、相手に求めるものがどんどん大きくなってきます。
実際はそう私の年齢と変わらないなと思うことがほとんどですが、歳の差のカップルの良さを日々感じる私。
彼も歳が歳なので、将来を気にし始めたようですがこの彼となら私はいつまでも自分らしくいられるような気がします。