彼女と初めて会ったのは、二人ともまだ20代に入って間もない頃でした。
私は、一応それなりの女性らしい姿をしていたと思うのですが、彼女はおしゃれっ気も全くなく、でも活発できりりとしている印象を与える女性でした。
ある偶然の出会いが、その後20年もの長い間続いて行くことになります。
40代になった今も、私と彼女は良い友達なのです。
彼女と私は全く異なるタイプ。
それは、自他共に認めることです。
絶対に合うように見えないとも、よく言われたものです。
でも、人間関係とはとても不思議なもの。
面白い程合うのです。
私は、彼女の自分に正直で、それゆえの批判や文句に一切負けないところが大好きです。
いつも高い目標を持っていて、それに向けて努力している人。
真っ直ぐに時にみっともない程ボロボロになりながらも、前だけを見つめて生きている人です。
次々に資格を取得して、一層強く魅力的になって行く彼女。
彼女の姿から得るものは少なくなく、私まで前向きに頑張ろうと言う気持ちにさせてくれるのです。
たぶん、人生においてこの人に出会えて良かったと思える人に出会えることは、そう何度もないこと。
もしかしたら、一人すら出会えない人だっているかもしれません。
そんな中、私ほど幸せな人はいないでしょう。
コンプレックスだらけだった私の鎧を、一つづつ脱がせてくれる友達たち。
心底信頼しているからできることであり、してもらえることだと思っています。
今、私はとある資格取得を目指し勉強しています。
それは、いつも友達たちに胸を張っていたいからゆえの挑戦。
私は元気だと伝えたい想いがそうさせているのかもしれません。