結婚という選択肢を選ばない権利
私は今の職場に勤めて6年になります。
職場の上司や同僚からはそろそろ結婚するんじゃないのかと何かあるたびに聞かれますが、私は彼氏もいませんし、特定の男性にしぼる気もありません。
今はいろんな方と食事に行ったり、遊びに行ったりしながら自分がどんな方と合うのか、どのような方なら結婚生活がイメージできるのかを勉強中です。
そして、父や母も心配しそろそろお見合いでもしたらどうかと多方面からお見合い相手を選んでは話を持ってきます。
私には独身生活を満喫する権利はないのでしょうか。
自分のしたいことだっていっぱいあります。
趣味で始めたサーフィンだって、そしてまだ料理だって何もできず結婚する前には完璧にしておきたいと思っています。
そんな準備期間がもっとあってもいいと思うのですが、私にはその猶予をなかなか周りの人は与えてくれません。
結婚を拒否する権利はあっても、結婚を準備する時間の猶予はないと思うと、白か黒かで決めなくてはならない結婚という選択について私は嫌気がさしてきます。
恋愛まではグレーな関係でもそれはあくまでも個人の自由で選択権もあったのに、結婚にはそのような曖昧さが一つもありません。
そんな風に考えてしまう私は結婚に向いていないのかなとまで思ってしまう始末。
結婚に囚われずに人を見て、人として関わっていきたいと思う私は結婚に対して幻想を抱きすぎているのかもしれません。
そう思うと、私は結婚という選択肢を選ばないと言う結論を出してしまうのですが、私の両親は生涯独身でいるという私の権利主張を認めてくれません。
また来週、両親が上京してきます。きっとお見合い写真を持って来るだろうと思います。
そして今度こそ私に拒否する権利を与えてくれないような気がします。
私もそろそろ独身生活にピリオドを打って、拒否権を諦めた方がよさそうです。